英語を学習する時に何から学んだ方がいいと思いますか。
英語を学習する上で、「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」の英語4技能があります。
皆さんはこの中で何が大事だと思いますか?
どの順番で、どこに比重を置いて勉強したら効果的に英語学習ができるかについてまとめました。
1.どれも大事!ただし、英語を学ぶ目的によって変わってくる
結論はどれも大事です。
なーんだ、全部やらなきゃダメなんだ…と思いますよね。
英語を総合的に使いこなすためには、これらのスキルをバランス良く学ぶことが大切になってきます。
しかし、その人の英語のゴールによって、重要視される部分が変わってきます。
2. 重要性とメリット
OTOママが最初にアメリカに行った時、全く英語を聞き取ることができませんでした。
最初の3カ月で耳が慣れてくると言われ、本当に3カ月目くらいに現地の英語が少し聞こえるようになってきました。
会話が完璧ではなくても、英語をある程度聞くことができて簡単な単語で何となくコミュニケーションがとれればいいと思っていました。
相手もノンネイティブとわかるので、わかりやすい英語で話しかけてくれます。
でも、その方法だと最初は何とかなっても、その後の伸びが鈍化していってしまうことに気づきました。
基礎のインプットを増やしていかないと、聞くことも喋ることも読むことも書くこともできません。
3.英語4技能の相関関係
英語の語学習得は、当然ですが、赤ちゃんの語学習得や小学生の学習に似ています。
赤ちゃんは、話している人やTV・動画など(リスニング)から視覚的・聴覚的に言語を吸収していき、それを真似ることで言葉にしていきます(スピーキング)。
小学生が学校で学習をする時、言葉の概念を読んで覚え(リーディング)、書く練習を積み重ねることでライティングにつながっていきます。
英語に限らず言語は、まずはインプットをしてアウトプットできて初めて習得することができます。
順番としては、
①リスニング→②スピーキング→③リーディング→④ライティング
という流れの学習になっていくかと思います。
しかし、レベルが進んでいった時にわからない単語が出てくると、リスニングやスピーキングをすることもできません。
ある程度学習が進んでいったら、
インプット:①リスニングと③リーディング(=単語を覚える)に戻って強化をし
↓
アウトプット:②スピーキング④ライティングにつなげる
ことでレベルアップにつながります。
3. 家庭で取り組めるアイデア
親子で家で取り組める英語学習のアイデアです。
リスニング
英語の音やリズムに慣れ、ネイティブスピーカーのスピードや発音に対応する力を育てます。
学校で習う英語の速さと実際にネイティブスピーカーが話す速さ、国による発音の違いなど、違いがありますので、様々なパターンのものをリスニングすることをおススメします。
①映画を観る。日本語などでほとんど内容がわかっている映画を見るのがおススメ。
②ポッドキャストを聴く。
③オンライン英会話、幼稚園や学校のALTの先生を活用する、英会話教室を使用する。
我が家は、毎回ではないですが、ごはんを食べている時などにYoutubeやオンラインブックでストーリーズを流して聴かせることもあります。
毎食やってしまうと家族の会話をする機会がなくなってしまうので、朝食など短時間のすきま時間に流しています。
スピーキング
コミュニケーションを重視する方にとって、スピーキングは重要になってきます。
スピーキングを自宅などで練習する一例です。
①オンライン英会話、幼稚園や学校のALTの先生を活用する、地域の英会話教室(会話多めの)を使用する。
②家でふとした動作を独り言のように英語でつぶやいてみる。
③家族との日常会話に簡単な英語フレーズを取り入れる。
④見慣れた映画や動画などを観ながらシャドーイングをしてみる。
※シャドーイングとは、話している内容を後から追いかけて話すトレーニングのことです。
ライティング
普段、英語で文章を書くことがないので、なかなかハードルが高いライティングですが、簡単でいいので英語日記をつけたり、英語で手紙を書いてみることがおススメです。
OTOママも人に見せられるような文章ではありませんでしたが、書いていた時期がありました。
英語の文章力を鍛えることで、単語を調べたり、単語の使われ方を自然に学ぶことができます。
また、考えを論理的に整理して英語で表現できるようになります。
小さい子供には少し難しいと思いますので、親が一緒に調べながら書いてみましょう。
リーディング
英語初心者の人は、まずは単語力をつけていかなければなりません。
ゲーム形式で文法を遊びながら学べるアプリや教材を使ってみるのをおススメします。
英語学習が少し進んできた人は、80%くらい読めそうな簡単な本を選んで読んでみます。
そこで出てきたわからない単語を調べていくことでリーディング力を伸ばしていきます。
4. バランスの取り方について
英語のどのスキルに重点を置くかは、子どもの年齢や英語学習の目的によって異なります。
家庭で目標にしている英語スキルを考え、それを目標にすすめていくことが必要です。
例えば、外国人と話せるようになりたいとコミュニケーションを重視する場合は、リスニングとスピーキングに比重を置いていきます。
一方で英語の試験を目指すなら、インプットを増やさなければならないため、ライティングとリーディングに力を入れることが必要になってきます。
5. 親子で一緒に成長する
英語学習で必要なのは、
・楽しみながら取り組むこと
・目標を持って、学習するモチベーションを保つこと
かなと思います。
子供が勉強するなら、親も一緒に勉強するなど、親も子どもと一緒に成長する姿勢を持ち、家庭での英語教育が楽しい経験になるようにしましょう。
まとめ:継続的な英語インプットとアウトプットが必要
いかがでしたでしょうか。
新しい言語を習得するためには、インプットであるリスニング&リーディングとアウトプットであるスピーキングとライティングをバランスよく習得する必要があります。
英語力を伸ばすためには、自分の英語学習のゴールを決めて、コツコツと学習することが大切になってきます。