今回は、奨学金制度のある”トビタテ!留学JAPAN”について解説します。
<こんな方におススメ>
・高校生、大学生
・給付型奨学金制度のある留学を考えている人
1. トビタテ!留学JAPANとは?
トビタテ!留学JAPANとは、文部科学省が主導となり、数々の大手民間企業もサポートしている返済不要の奨学金プログラムです。
このプログラムでは、単に語学を学ぶだけでなく、世界中で実際の経験を積むことで、自らの可能性を広げることが目的です。
高校生や大学生に海外留学の機会を提供して日本のグローバル化を推進を図っています。
応募の際は、何の目的で、どれくらいの期間、どうしてそこに行きたいのかなど、理由を明確にし提示する必要があります。
毎年、多くの留学生を輩出していますが、2024年10月11日に、高校生700人、大学生250人の2025年度の募集告知が始まりました。
2パターンの日程があり、それぞれ応募期間や採否期間の日程が変わります。
ですが、留学開始はどちらも2025年7月以降のようです。
高校生スケジュール
<募集告知>
第一日程:2024年11月まで
第二日程:2025年3月まで
<応募期間>
第一日程:2025年12月から1月
第二日程:2025年4月
<留学開始>
第一日程、第に日程ともに2025年7月から
※新高校1年生は第一、二日程いずれかでの応募可能、新高校2、3年生は第一日程のみ
※詳しくはトビタテ!留学JAPANのHPにてご確認ください
大学生スケジュール
<募集告知>
大学生:2024年11月まで
新大学1年生:2025年3月まで
<応募期間>
大学生:2025年12月から2月
新大学1年生:2025年4月
<留学開始>
どちらも:2025年8月から
※STEMコースの1割は高等専門学校生を採用予定
※詳しくはトビタテ!留学JAPANのHPにてご確認ください
2. プログラムの特徴
このプログラムの最大の特徴は、ただ単に、語学目的で留学に行って学校を卒業することがゴールではなく、自分だけの留学計画を立てて、オーダーメイドの留学ができることです。
そして、給付型の返済不要奨学金のため、様々な人が留学という夢を叶えるチャンスがあります。
また、海外での学びとともに、異文化理解やグローバルな視野を持つための様々なプログラムが用意されています。
留学前、留学中、そして帰国後も充実したサポートが受けられ、他の奨学生やメンターとの交流が盛んな点が特徴です。
3. トビタテ!留学JAPANのメリット
奨学金制度
やはり一番のメリットは給付型の奨学金制度があることです。
経済的な負担を軽減し、世界で学ぶチャンスを与えてくれるというのが最大の魅力です。
ただし、留学期間によっては留学終了後に支給となる場合もあり、注意が必要です。
自分で決める留学プラン
留学は、語学習得、学校に行って卒業するというプランが大多数だと思いますが、トビタテ!留学JAPANは自分で留学のプランを設定することができます。
インターンシップ、研究活動、ボランティアなど、自分がやりたい学び方を留学で叶えることができます。
視野が広がる
このトビタテ!留学JAPANに限られたことでなく、留学などで海外に行くと視野が広がります。
日本はとても素晴らしい国です。
OTOママは、海外に行く度に、日本の素晴らしさを再認識させられます。
ですが、留学などで海外に行くと、海外から見た日本がまた違った形で見えてきたり、多角的な物の見方ができるようになると思います。
人脈を広げられる
なんといっても大きいのが、このプログラムで出会った、留学生の仲間ができることです。
同じような志をもつ仲間なので、これからの人生にもプラスに役立つことが多いと思います。
また、留学先で知り合った人達とは帰国後も交流できる可能性があり、グローバルな人脈を広げられるメリットがあります。
4.奨学金の額は?
奨学金の金額は、各家庭の収入によって異なります。
収入の目安は、日本学生支援機構の第二種奨学金に準じ、5人家庭で給与収入が1334万までが目安です。
ただし、この収入を超えてしまっている場合でも、1割程度を上限に採用されるようです。
具体的に、第二種奨学金の場合は月12~16万円、それ以外の人は月6万円の奨学金があります。
この月は、カレンダーの月ではなく、留学の支給対象月なのでご注意ください。
トビタテ!留学JAPANの留学期間の最長365日留学した場合、第二種奨学金(家計基準内)の場合は合計144~192万円、それ以外の家計基準外の場合は合計72万円の奨学金をいただけます。
さらに、研修参加費、飛行機代、予防接種代やビザ取得代など留学準備金として21~35万円が支給されます。
一つ注意したいのが、留学期間が124日以下の場合、奨学金の支給は留学終了後に申請して支給されるようです。
留学期間が125日以上の場合は毎月学校等から申請をし、奨学金が月額支給がされます。
また、この留学支援金は学校に在籍していることが前提となっているため、学校を通して毎月在籍確認を行い支給がされるようです。
詳しくは、トビタテ!留学JAPANのホームページの募集要項をご確認ください。
5.倍率はどれくらい?
日本学生支援機構によると、2024年度の大学生の派遣留学生の倍率は、5.1倍だそうです。
また、高校生は第一日程の応募者数(高校2,3年生)が1566人のうち580人の採用となるため、約3倍となっています。
認知度があがるにつれて応募者数は年々増えているようです。
6. トビタテ留学体験談
実際に留学に行った体験談の発表会があるそうです。
2024年の日時は以下の通りで、対象者は留学に興味がある人ならだれでも可能です。
2024年11月3日(日) 大阪
2024年11月16日(土)と12月7日(日) オンライン
2024年12月15日(日) 東京
観覧の申し込みは以下のサイトからになります。
まとめ: 新たな一歩を踏み出そう
OTOママは留学をする時、自分でお金を貯めてから行きました。
なので、お金が貯まるまで少し時間がかかってしまいました。
しかし、この制度を利用すると、気持ちがアツいうちに留学という夢を叶えることができます。
留学したいけれど諦めかけていた方、ぜひチャレンジしていただきたいです。
トビタテ!留学JAPANを通じて、夢を実現し、自らの可能性を広げるチャンスをつかみましょう!